人生初飛び込み営業の話(1日目)
とりあえず7月の下旬に、「ホームページ作ります」の看板をネット上に掲げた訳ですが、素人臭いしょぼいWebサイトで集客できるはずもありません。
当然、問い合わせメールなんぞは来ません。
この後、少しずつサイトを手直ししたり、見本となるページも少し増やしたりしていたのですが、とりあえず床屋さんをターゲットに飛び込み営業してみようと準備を始めましたのでありました。( 以下のリンク参照 )
参考⇒「ホームページ作ります。業の開業」
鞄に、チラシとパソコンを詰めて、ものすごく久しぶりに革靴を履いて、スーパーもの凄く久しぶりにネクタイを締めて、ターゲットリストと印刷したGoogleMapを片手に、いざ出発します。
心の準備と市場調査も兼ねて隣の駅まで歩きます。
GoogleMapというのは完璧ではないんですね。載っているけど場所が違っているとか、既に廃業しているのか、見当たらないお店もあります。
ひとりロープレをしながら、一軒目に到着します。
いよいよ一軒目。人生初の飛び込み営業。
一軒目は割と新しそうなお店です。GoogleMapの口コミを確認すると中々の高評価。ガラス越しにお客がいない事を確認して、突入です。
70代半ばくらいのご主人がソファーで新聞読んでました。
思いっきりたどたどしく挨拶していると、「インターネットとかは全然分からないから」とそっけなくおっしゃいます。「いやいやその辺りは大丈夫ですよ」みたいに言いますと、「その辺りは倅じゃないと」と、近くにいる30代くらいの息子さんを指さします。
いやー、全然、目に入っていませんでした。
あらためてご挨拶しようとすると、「お客さん来たから」と冷ややかに息子さん。
振り返ると駐車場に車が入ってきたところでした。
じゃあチラシだけ置いていきますと言って店を出ます。
なるほど、息子さんもいるから、お店が新しいんですね。
続いて2軒目
今度はいかにも職人風の60代のご主人です。お店も古い。解放されたドアから店内にお客のいない事を確認して突入。
今度はお店に入るなり、怪しい者をみる目線。『うちはそういうのやってないから』の秒殺。
チラシだけ置いて、そそくさと店を後にします。
まあ、「話を聞いてくれるのは 10軒行って1軒くらいだろう」と想定していましたが、想定通りとは言え、やはりメンタル削られます。
てくてく歩きながら、「俺はいったい何してるんだろう? 俺の人生は何なんだろう?」という気持ちが湧いてきます。まだ2軒しか行ってないのに。
中が見えないと入れない
その後も地図を片手にてくてく歩きます。
床屋さんはあるのですが、お客がいると入る訳にはいきません。
さらに、外から中が見えにくくて、お客がいるのかどうかが分からないお店も結構あります。
そうするとチキンな私は入れません。
さらに、なんとなく、入りずらいお店もあります。
そういうのをどんどんパスして3軒目。
GoogleMapに載っていないお店です。
お店に入ると、「いらっしゃいませ」と、店の奥から60代と思われる、おかみさんが出て来ました。
「いえ、お客じゃないんです」と自己紹介をたどたどしく始めますと、思いっきり胡散臭そうな表情で秒殺。『うちはそういうのやってないから』
チラシさえ置けずに店を出ます。
これで、メンタル更に削られてエンプティ。
その後は、とりあえず、ただ、てくてく歩いて、床屋さんを廻ります。 お客のいないお店の方が多いのですが、 なんとなく気後れして「ここはパス」「ここもパス」の繰り返し。
そのうちお昼になって、公園のベンチで「飛び込み営業」とかでググったりしているうちに、更にだんだんとメンタルが低下していきます。
その後も、床屋さんの店舗の外観確認のみを繰り返して、初日はわずか3軒で終了。
いやー、飛び込み営業って大変ですね。
( 2日目に続きます )
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