アフィリエイト収入と失業給付

失業手当を受給している人が、ブログを書いて広告を貼ったらどうなるかについて、解説します。

ブログを書いて収入があったら、失業手当はどうなる?

実は、ワタクシ、今年から失業手当を頂いています。

私もそうなのですが、失業手当を受給している方で、ブログを書いていて、広告を貼って、雀の涙ほどの収入を得ている方は結構いらっしゃるのではないかと思います。

受給資格や、不正受給については『受給者のしおり』にも書いてありますし、『雇用保険説明会』でも説明されますから、気になっている方も多いのではないでしょうか?

申告する必要はあるのでしょうか?

結論からいうと、申告した方がいいと思います。

その方が精神衛生上いいですし、雀の涙であれば給付額にも影響しません。ただし、いくつか注意すべきことがあります。

説明の前に、用語を確認しておきます。

  1. 基本手当日額:失業給付の額
  2. 離職時賃金日額:在職時の賃金
  3. 受給期間:失業給付を受けられる期間(給付日数330以上の場合を除き1年間)
  4. 給付日数:給付される日数。受給期間の範囲内で給付日数分支給される。
  5. 就労:一日4時間以上の労働
  6. 内職・手伝い:一日4時間未満の労働

1.~4.については、『雇用保険受給資格者証』に印字されていますので確認してみてください。

収入があったかどうかではなく働いたかどうか

まず、重要なのは、申告の要否は、収入があったかどうかではありません。働いたかどうかです。ですので、失業する前に書いたブログから収入があったとしても申告の必要はありません。その一方で、収入がなかったとしても、働いたらそのことを申告する必要があります。

『ブログを書くのは趣味だ』とも言えます。その行為が働くということに当たるかどうかは、広告収入の有無ではなく、広告収入の可能性の有無。つまり、広告を貼ってあるかどうか。ということになります。したがって、誰もクリックしなかったとしても、広告を貼ってあるブログを更新したなら、働いたということになります。

これは、私が窓口で職員の方と会話して理解したことです。職員の方も頭をひねりながら答えてくださったので、担当の方や所管のハローワークによって異なるかもしれません。

最終的には所管のハローワークでご自身でご確認ください。

ということで、収入の有無にかかわらず、働いた場合、申告が必要となります。そして、申告の種類は、『就労』か、『内職・手伝い』に分かれます。これによって扱いが全く異なりますので、注意してください。

作業時間が4時間以上の場合

その日の作業時間が4時間以上だったとすると、『就労』とみなされ、その日の分は『不支給』となります。

『不支給』というのは、その一日分の権利を失うということではなく、今回は支給されませんが、支給残日数は減りません。受給期間内であれば、持ち越しということになります。

作業時間が4時間未満の場合

一方、4時間未満だと、『内職・手伝い』とみなされ、支給はされますが収入に応じて減額されます。

基本手当日額+収入額 > 賃金日額×80% の時、超過した額が減額されます。ただし、収入額には控除額があって2019/8/1以降1,306 円となっています。

つまり、
基本手当日額+収入-1,306円 > 賃金日額×80%
の時に、超えた分が減額されるということになります。

基本手当は賃金日額の50%~80%(上限あり)なので、基本手当=賃金日額×80%という方もいらっしゃいます。

80%の方は、収入が1,306円より大きければ、その分が減額されるということになります。

これが50%支給の方であれば、だいぶ余裕があります。
例えば、賃金日額15,000円、基本手当7,500円だと、
7,500円+収入額-1,306円>12,000円になりますから、
5,806円/日の収入まで減額されません。

厚労省「賃金日額等の改正前後の金額について

収入は、作業日数で割る

上記の計算は、一日についてですが、複数の日にまたがって働いた場合、発生した収入を、働いた日数で割ることになります。

例えば、80%受給の方で、ある月に3回ブログを更新(いずれも4時間未満の作業)して、3,918円の収入があったとすると、3,910円÷3日=1,306円/日となり、減額は発生しません。

一日で1つの記事を書いて、3,910円の収入を得たとすると、2,604円の減額(3,910円-1,306円)となりますが、更新作業は1日だったとしても、アイデアを考えたり、写真を撮ったりした日を合わせれば3日ということなら、やはり減額は発生しません。

『就労』か『内職・手伝い』どちらが良いか?

収益が減額対象以下の場合:
『内職・手伝い』が有利になります。ただし、認定期間28日間だとして毎日更新したとなると、果たして『内職・手伝い』と認められるかという心配はあります。

収益が減額対象を超えている場合:
受給期間内に支給日数を消化できる見込みがあって、今回の額が減ってもいいなら、『就労』が得ということになります。やはり、こちらも毎日就労したとなると、『就労』と認められるかという心配はあります。

あくまでも、申告は事実ベース

『就労』『内職・手伝い』のどちらが得かという事を書きましたが、あくまでも申告は事実ベースです。4時間未満が2日なら、『内職・手伝い』2日です。後になって得な方で申告すればいいというわけではありません。

どの記事で収益が出たかわからない場合

全部で100記事のブログがあって、90記事は昔(失業前)に執筆し、認定期間には10記事執筆し、どの記事から収益が上がったかわからないというケースがあると思います。

これについて質問したところ、職員の方も即答できず、別の方に聞いてくださったものの判断つかず、さらに上部機関に問い合わせて下さったのですが、『分からないのであれば、発生した収入を申告していただくしかない』ということでしたが、本人が、何かしらの方法で類推して10記事分を算出すれば、それでも良いということでした。

例えば、記事ごとのアクセス数で案分するなりして、今回書いた記事の収益を示せばそれでいいということです。

日数は重要かも

仕事は、『就労』『内職・アルバイト』以外に、『就職』『自営』という区分があります。4時間以上か、未満かにかかわらず、毎日毎日やっていたら、『自営』とみなされてそもそも失業手当の対象にならないという事も考えられますから、その点は、所管のハローワークにご確認いただければと思います。

今回、窓口で職員の方に30分以上時間を取っていただいたのですが、ワタクシの収益は基本3桁/月なので、なんとも恐縮だったのですが、確認して精神衛生はよくなりました。

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